独自動車照明・電子部品大手のヘラーは10日、独子会社のヘラー・アグライアがカメラベースの運転支援システムのオープンプラットフォームを開発していると発表した。当該システムは、2019年に市場投入する見通し。
このオープンプラットフォームでは、照明の制御機能や、車線や歩行者、障害物、交通標識などの認識システムなどさまざまなハードウエアとソフトウエアを組み合わることができる。新しい機能を追加したり、ソフトウエアをアップデートしたりすることもできる。
ハードウエアとソフトウエアがセットになっていると、例えば、新しい標識が導入された場合、すぐには対応できず、次世代モデルが発売されるまで待たなければならない。一方、同社が開発したシステムでは、新機能の追加やソフトウエアのアップデータが可能なほか、各ドライバーのニーズに合った機能を導入するなど、柔軟な対応が可能になる。
ヘラー・アグライアは視覚センサーシステムの開発会社。従業員数は現在、約300人。今後さらに500人の規模に拡大する見通しを示している。