独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW) は9日、VWブランドの生産・物流担当取締役であるトーマス・ウルブリヒ氏(51)が2018年2月1日付けで新たに設置したEモビリティ事業の担当取締役に就任すると発表した。プラットフォーム「MEB」をベースにしたVWブランドの電気駆動モデルに関するプロジェクトや電気駆動車の生産体制の構築などに従事する。VWグループは、ドイツのツヴィッカウ工場を電気駆動車に特化した工場とする計画で、同工場は、「MEB」をベースにした電気駆動車を量産する欧州では最初の工場となる。ウルブリヒ氏の後任には、VWグループ傘下のブランドであるセアトの生産担当取締役であるアンドレアス・トストマン氏(55)が2月1日付けで就任する。