17年白物家電市場2%拡大、小型製品がけん引

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した2017年の国内白物家電市場規模は前年比およそ2%増の860億ユーロ弱へと拡大した。小型製品が3%増の28億ユーロと全体をけん引。大型製品も1.5%増えて58億ユーロとなった。

需要が特に伸びた製品はヒートポンプ機能付き乾燥機、据え付け型食洗器、レンジフード統合型電気コンロ、全自動式コーヒーメーカー、電池式掃除機。ネット接続機能が付いたスマート家電の人気も高まっており、大型スマート家電の販売台数は約50万台に上った。大型白物家電の売上高に占めるスマート家電の割合は今年末までに10%を突破するとZVEIはみている。

17年1~11月の白物家電の輸出高は83億ユーロに達し、前年同期比で10%増加した。

今年は小型白物家電の国内売上で約3%増、大型白物家電で同1~2%増を見込む。輸出も成長が続く見通しだ。

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