化学大手ヘンケル、売上で初の200億ユーロ突破

化学大手の独ヘンケルが22日発表した2017年12月期の売上高は前期比7.0%増の200億2,900万ユーロとなり、初めて200億ユーロを超えた。缶気密シール・コーティング剤製造の米ダレックス・パッケージング・テクノロジーズや資生堂の米子会社ゾートス・インターナショナルの買収で水準が押し上げられたことが大きい。買収・売却と為替の影響を除いた実質ベースでも売り上げは3.1%の伸びを記録した。

営業利益(EBIT、調整済み)は9.1%増の34億6,100万ユーロとなり、前期に引き続き過去最高を更新した。売上高営業利益率(同)も前期の16.9%から17.3%へと上昇し、過去最高を記録している。接着剤、ビューティ製品、洗剤の3部門すべてで同利益率が高くなった。

18年12月は実質売上成長率で2〜4%、売上高営業利益率で17.5%以上を見込む。

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