スウェーデンのピアブ、FEBAオートメーションを買収

製造ライン向けの真空機器などを製造するスウェーデンのピアブは2日、グリッパーなどを開発・生産するドイツのFEBAオートメーションを買収したと発表した。ピアブは先ごろ、グリッパーやエンド・オブ・アーム・ツーリングを開発・生産する米SASオートメーションも買収している。これらの企業の買収により、より幅広いソリューションを提供できる体制を整え、米国、ドイツ、中国のほか、他の高成長市場における競争力を強化する。

ピアブは、真空ポンプや真空コンベア、サクションカップなどマテリアルハンドリングや工場の自動化システムに使われる真空機器を製造している。電子商取引(オンライン販売)の物流や、食品、製薬、自動車などの業界に製品を供給している。

従業員数は430人。子会社や代理店を通して世界約70カ国に顧客を持つ。2017年の売上高は約10億スウェーデンクローナ(SEK)だった。同社によると、2桁の自力成長と製品の幅をさらに広げるためのニッチ企業の買収により、過去4年間で売上高を2倍に拡大した。FEBAやSASの買収により、ソリューションの幅を広げ、アクセスできる市場をさらに広げていく。

(1SEK=13.33JPY)

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