欧州自動車工業会(ACEA)が22日発表した2018年1月の商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における1月の新車販売は、前年同月比7.9%増の18万7,811台に拡大した。前月(2017年12月:前年同月比3.5%減)は減少していたが、1月は増加に転じた。
主要5カ国では、イタリア(15.5%増)とスペイン(15.2%増)が2ケタ増、ドイツ(9.2%増)とフランス(6.2%増)も前年同月を上回った。英国(5.8%減)は唯一、前年同月に比べ減少した。
セグメント別では、3.5トン以下の小型商用車が15万3,689台と、前年同月に比べ7.8%増加した。主要国では英国(4.2%減)を除き、仏独伊西の4カ国は販売が伸びた。
3.5トン超の中・大型トラックは、前年同月比8.6%増の3万835台、16トン以上の大型トラックも、前年同月比8.9%増の2万5,753台に伸びた。
バスは、前年同月比7.1%増の3,287台に拡大した。主要国では、フランス(15.2%減)と英国(11.4%減)が低迷したものの、スペイン(32.5%増)とイタリア(33.1%増)は大幅な2ケタ増となった。