ドイツ銀行の資産運用子会社DWSが23日、株式市場デビューを果たした。初値は32.55ユーロで、売出価格(32.50ユーロ)をわずかに上回る水準。時価総額も簿価を1億ユーロ上回る65億ユーロにとどまった。
今回の新規株式公開(IPO)でドイツ銀が売り出したDSW株は22.5%で、上場規模は14億ユーロだった。当初は25%を放出し、最大20億ユーロを確保する計画だったが、上場直前に市場環境が悪化したことから、低調な結果となった。
同IPOでは日本生命がDWS株5%を獲得し、ドイツ銀に次ぐ第2位株主となった。資産運用の仏ティケハウ・キャピタルは2.9%を確保した。