鉄鋼プラント大手の独SMSグループは4日、国内の従業員4,100人のうち570人を2020年までに整理すると発表した。過剰な生産能力を抱える鉄鋼業界からの受注が落ち込んでいるためで、年内に440人を削減する予定だ。経営上の理由による整理解雇が避けられないとしている。
人員整理は本社所在地デュッセルドルフとメンヒェングラッドバッハ、ヒルヒェンバッハ、ヴィッテンの拠点で実施する。
世界全体の従業員数は1万3,500人で、売上高は30億ユーロ強に上る。成長が見込める分野として廃家電リサイクル設備と3Dプリンター用金属粉の製造装置に期待をかけている。