自動車向け内装品・シート製造大手の独グラマーは24日、フォークリフトなどのマテリアルハンドリング機器を製造する米大手メーカーからシートシステムの独占供給契約を獲得したと発表した。米ミシシッピ州テューペロにあるグラマー工場から製品を出荷する。
2018年初めから、同メーカーが米国市場で販売するすべての製品にグラマーのシートシステムが搭載される。今回の大型受注により、グラマーの米国市場におけるシェアは従来の1桁台から、約25%に拡大する。
グラマーは今回の受注獲得について、同社のシートシステムの機能性と品質の高さが決め手になった、と説明している。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、グラマーのフォークリフト用シートの売上高はこれまで、ユングハインリッヒやキオンなどの欧州メーカー向けが全体の3分の2を占めていた。