仏自動車部品大手のフォルシアは20日、ドイツのハノーバー都市圏に5,000万ユーロを投資してシートと内装部門のイノベーションセンターを建設すると発表した。これまで同都市圏に分散していた研究開発チームを新拠点に集約し、開発力を強化する。現在、建設用地を探しており、2020年春~夏に、従業員約1,000人が新拠点で業務を開始する見通しを示している。
フォルシアは、コネクティビティ(接続性)、自動運転、カーシェアリング、電気駆動などの自動車分野の新しいトレンドに対応し、車両の内装も変化する必要があるとの考えから、新拠点を建設し、分野を超えた協力関係を強化する。
新拠点には、シュタットハーゲン(シート)とパイネ(内装)にある研究開発拠点のほか、シュタットハーゲンにある他の部署(プログラムマネジメント、販売、調達、管理)も移転する。シュタットハーゲンにある小規模生産部門(従業員数:約100人)とパイネの工場は今回の移転に含まれない。