エリコンバルザース、ビーレフェルトにコーティング受託加工施設を開設

スイスの複合企業エリコン・グループ傘下の薄膜コーティング装置製造・受託加工サービス会社エリコンバルザース(リヒテンシュタイン)はこのほど、ドイツのビーレフェルトに新たな受託加工施設を開設した。新施設はヘルフォルト、ヒルデスハイム、シュペンゲにある3工場を統合したもので、同社の受託加工施設としては欧州最大の規模となる。施設の床面積は6,000㎡。機械、成型、樹脂製品のコーティング処理を行う。新施設には最新のコーティング設備S3p(Scalable Pulsed Power Plasma)、洗浄・放射設備、構内搬送ロボット、さらにカラーコーティングBaliq Uniqueが導入されている。

新施設は昨年冬から試験稼働しており、従業員は現在80名、工場用地は2万2,500㎡以上あり、将来の拡張が可能。ビーレフェルトへの進出はインフラが整備されていることやアウトバーン(高速道路)アクセスがよいことが決め手となった。

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