中国~ウィーン間を貨物列車が運行

オーストリア連邦鉄道(OEBB)は4月27日、貨物輸送部門のレイル・カーゴ・グループ(RCG)が運行する中国とオーストリアを結ぶ貨物列車が15日間の走行を無事に終え、ウィーンに到着したと発表した。到着したのコンテナ44個を搭載した全長約600メートルの貨物列車で、4月12日に四川省成都を出発し、カザフスタン、ロシア、ウクライナ、スロバキアを経由してウィーン南駅の貨物ターミナルに到着した。

RCGはすでに、長沙~ブダペスト(ハンガリー)、重慶~デュースブルク(ドイツ)を走行する定期貨物便を運行するほか、太原~ルーゴ(イタリア)を結ぶ臨時便を持っており、成都~ウィーンは中国と欧州を結ぶ4つ目のルートとなる。

今回の貨物列車は、中国のChengdu Railway Port Group、仏海運大手のCMA-CGM、ドイツのDHLグローバルフォワーディング(国際輸送サービス)の委託を受けて運行したもので、電子部品や家庭用品などを輸送した。

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