オーストリア石油大手のOMVと独エネルギー大手のEnBWは14日、急速充電インフラの整備で協力すると発表した。2019年末までに、南ドイツにあるOMWのガソリンスタンドのうち100カ所に急速充電スタンドを整備する。
両社が整備する急速充電スタンドは、約3分の短時間で約100キロメートルを走行できる電力を充電することができる。また、スタンド1カ所で充電できる台数を最大8台に増やし、利用者の利便性を改善する。
両社は主に、バイエルン州とバーデンヴュルテンベルク州に急速充電インフラを整備する計画。高速道路や幹線道路沿いなどの交通軸となる場所のほか、市街地にも整備する予定。
OMVはドイツで約300カ所のガソリンスタンドを運営している。うち、バイエルン州が220カ所以上を占めている。
EnBWは、2020年までに国内で同社が運営する急速充電インフラを計1,000カ所以上に拡大する目標を掲げている。