ポルトガル電力最大手EDP、中国同業の買収を拒否

ポルトガル電力最大手の国有EDPは15日、中国同業の中国長江三峡集団による買収を拒否すると発表した。三峡集団は約91億ユーロでの買収に乗り出しているが、価格を不満としている。

国営企業の三峡集団は、EDPの株式23.3%を保有する筆頭株主。同社は11日、株式公開買い付け(TOB)を実施して残る株式を取得する意向を表明していた。

1株当たりの買い取り価格は3.26ユーロで。これは10日の終値に5.5%上乗せした水準だが、EDPの取締役会は「当社の価値を十分に反映していない」として拒否する方針を示した。

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