BMW、北京に新しい開発拠点を開設

独自動車大手のBMWグループは15日、中国・北京の順義区に新しい開発拠点を開設した。新拠点では、要求管理(requirement management)、試験、検証のほか、サービスやシステムの開発も実施する。従業員200人以上が勤務することができる。

2018年に北京の新開発拠点に持ち込まれる試験車両は70台以上となる予定。走行距離は合計で500万キロメートルを超え、過去最高となる計画。

BMWのクラウス・フレーリッヒ開発担当取締役は北京の開発拠点の開設に際し、「中国は我々にとってイノベーションの分野における原動力の一つであり、同時にインスピレーションの場所でもある。特に、電動化とデジタル化に関しては、中国は現在すでに世界を主導する市場であると考えている。このような理由から、我々は5年前から北京、上海、瀋陽に開発拠点の包括的なネットワークを構築してきた。我々の中国における開発事業の強化と中国のハイテク企業とのより一層の協力が、特に、エレクトロモビリティとデジタル化において、我々のグローバルな開発能力に大きく貢献すると期待している」と述べ、中国における開発強化が今後の競争力強化に寄与するとの期待感を示した。

新拠点の開設により、BMWグループの中国3都市における開発拠点ネットワークの規模は従業員数ベースで1,100人以上に拡大する。これらの拠点に勤務する専門家のうち3分の2以上は中国出身者であるという。

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