オーストリア・ポスト、南東欧事業を強化へ

オーストリア・ポストが南東欧事業を強化する方針だ。市場成長を追い風に、企業買収も含めた事業拡大を目指す。トルコでは近く、関連会社の完全子会社化を予定する。

オーストリア・ポストは15年前に南東欧市場へ進出した。クロアチア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロに100%子会社があるほか、ブルガリアでもM&BMに過半出資している。

トルコでは2013年に現地のアラス・カーゴの株式25%を5,000万ユーロで取得。現在、追加取得権を行使して残る75%を買収する手続きに入っている。

このほかにも、自前の配送網を持たない国でも買収を検討中だ。

オーストリア・ポストの売上高は昨年、2.3%増の19億3,900万ユーロに増加した。南東欧及び東欧事業はこのうち5.7%を占めるに過ぎないが、増収率が10~20%と高い。

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