独電機大手のシーメンスは5月25日、スウェーデンの新興企業ノースボルトとリチウムイオン電池の生産技術の開発で協力すると発表した。シーメンスは技術パートナーとして同工場に1,000万ユーロを投資する。また、シーメンスは、同工場の稼働後は、ノースボルトから優先的にリチウムイオン電池を調達する方針も明らかにした。
ノースボルトは昨年10月、スウェーデン北東部のシェルレフテオーにリチウムイオン電池工場を建設する計画を発表した。同工場は2020年に操業を開始する予定。
シーメンスは、ノースボルトにバッテリーセルの設計から、生産、サービスまでのバリューチェーン全体をデジタル化するためのソリューションプラットホーム「エンタープライズ」を提供する。メディア報道によると、ノースボルトは最初の顧客としてすでに、独フォルクスワーゲン(VW)傘下のスウェーデン商用車大手スカニアから受注を確保しているもよう。