独業界紙『オートモビルボッヘ』がまとめた世界の開発サービス会社ランキング(売上高ベース)によると、上位25社の2017年の自動車関連売上高は、合計で約94億ユーロとなり、前年の85億ユーロから大幅に拡大した。平均の前年比伸び率は10.4%だった。
大幅な増収は、プロジェクトの大型化に加え、接続性(コネクティビティ)、自動運転、代替燃料駆動技術、モデルの多様化、デジタル化などの自動車業界のトレンドを背景にした受注好調が理由。
首位はオーストリアのAVLリストで、上位25社では唯一、売上高で10億ユーロの大台を超えている。2位の独IAVは、2月に日立産業制御ソリューションズとの提携合意を発表した。5位の仏アッカ・グループは、2016年の11位から大きく躍進した。企業買収が背景にあり、2017年はドイツでコンサルティング会社のエルルケーニッヒ(Erlkoenig)、エレクトロニクス・IT開発会社のギガトロニック(Gigatronik)を買収した。