エネルギー大手の独EnBWは11日、北米の洋上風力発電市場に参入すると発表した。再生可能エネルギー分野で欧州域外に進出する戦略に基づく措置。同社は2月にも台湾市場進出を明らかにしており、国際化の動きが加速してきた。
洋上風力発電プロジェクト開発を手がける米トライデンツ・ウインドと共同で合弁会社を現地に設立した。カリフォルニア州の沖合に容量650〜1,000メガワット(MW)の発電パーク「モロ・ベイ」を開設する。太平洋岸はプレートの関係で水深が深いことから、それに適した浮体式の構造物を利用する。出資比率と出資額は明らかにしていない。