ルフトハンザ―ノルウェーLCC買収に意欲―

独ルフトハンザ航空(フランクフルト)がノルウェーの格安航空会社(LCC)ノルウェー・エアシャトルを買収する方向で動いている。ルフトハンザのカルステン・シュポール社長が『南ドイツ新聞』のインタビューで明らかにしたもので、すでに接触したとしている。ノルウェー・エアシャトルに対しては英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)などを傘下に持つ英インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)が4月に買収の意向を示しており、買収合戦に発展する公算が高まってきた。

ノルウェー・エアシャトルは1993年に地域航空会社として設立され、2002年にLCCに転換した。オスロやストックホルムを拠点に、欧州内の主要都市を結ぶ短距離路線のほか、北アフリカ、中東、米国、アジアへの中・長距離路線も展開している。

ルフトハンザはLCC子会社ユーロウイングスの拡大に取り組んでいる。このためノルウェー・エアシャトルの買収を狙っているとの観測は以前からあったが、これまでは明言を避けてきた。

ノルウェー・エアシャトルはIAGの買収提案についてこれまでのところ、提示額が低すぎるとして受け入れを拒否している。

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