チェコ統計局(CSU)が11日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.2%上昇し、上げ幅は前月から0.3ポイント拡大した。インフレ率の上昇は2カ月連続。
構成比重の高い「自動車燃料含む運輸」が2.9%(前月は1.5%)上昇したほか、「住居・水道光熱費」は2.5%、「食品・非アルコール飲料」は2.4%値上がりし、全体を押し上げた。「医療」(3.9%)、「アルコール飲料・タバコ」(3.6%)、「ホテル・レストラン」(同)も上昇幅が大きかった。
「郵便・通信」は2.2%、「衣料品・靴」は1.4%下落した。
同国のインフレ率は昨年10月の2.9%をピークに下降を続け、今年3月は1.7%まで下がっていた。過去12カ月(2017年6月~18年5月)の平均インフレ率は2.3%。