米食品・飲料大手モンデリーズ・インターナショナルは14日、チェコ北東部オパヴァにあるビスケット工場の生産能力を増強すると発表した。欧州での販売促進が目的で、5つの生産ラインを増設する。
同工場は欧州市場向けにビスケットの「オレオ」や「ベルヴィータ」、チョコレートの「ミルカ」などのブランド製品を生産している。従業員は約1,000人。今回の投資により、2014年以来の投資残高は2億米ドルに達した。
モンデリーズの欧州事業を統括するフーバート・ウェーバー氏は「オパヴァ工場の近代化に投資したおかげで、『オレオ』、『ミルカ』など複数のブランドの収益は昨年、2桁の伸びを示した」と述べた。
モンデリーズは菓子・チョコレート業界の世界シェア1位。昨年の売上高は約260億米ドルだった。世界約160か国で事業を展開している。