独自動車大手のダイムラーは22日、ポーランド南西部のヤボルに建設中のエンジン工場の上棟式を行ったと発表した。同工場では、メルセデス・ベンツブランドの乗用車向けに従来の内燃エンジンやハイブリッド車に搭載する4気筒エンジンを生産する。2017年6月の定礎式では、同工場の従業員規模を約500人と発表していたが、4気筒エンジンの高い需要に対応するため、2倍の1,000人以上に引き上げた。同工場は2019年に操業を開始する予定。
ダイムラーは同工場に生産管理や物流管理などに最先端のデジタル技術や情報システムを導入し、生産のデジタル化を目指す「インダストリー4.0」に対応した工場とする計画。また、省資源に配慮した生産を重視しており、二酸化炭素(CO2)の排出量が差し引きゼロとなるカーボンニュートラルな工場とする計画。電力はすべて、再生可能エネルギーを使用する。