スウェーデンの鉄鋼大手SSAB は20日、鉄鉱石大手LKABおよびエネルギー大手バッテンフォールと共同で立ち上げた化石燃料フリーの水素還元製鉄計画「ハイブリット」のパイロットプラントを、同国北部のルレオ工場の敷地内で着工したと発表した。同日に行われた起工式では、同国のステファン・ロベーン首相がくわ入れを行った。「ハイブリット」では、メンバー企業3社がスウェーデンエネルギー庁の支援を受けながら、14億スウェーデンクローナ(SKE)を投資して複数のパイロットプラントを建設する予定。SSABは、2045年までに鉄鋼生産の完全な化石燃料フリー化を目指している。