独自動車大手のBMWが世界の主要市場で実施しているステークホルダー(利害関係者)と意見交換・議論するためのイベント。2018年は6月から、都市部における移動(モビリティ)をテーマに世界5都市で実施する。イベントで得られた意見は今後の戦略に生かしていく。
今年のイベントは「都市の発展(Cities in Progress)」モットーにする。自治体、企業、研究機関、大学、住民のさまざまなステークホルダーが参加して、意見交換・議論を行う。
2018年は、6月6日に米国のロサンゼルスでスタートし、メルボルン(オーストラリア)、深セン(中国)、ロッテルダム(オランダ)、ベルリン(ドイツ)の5都市で開催する。各イベントでは、2つのワークショップを開き、それぞれ30~40人のステークホルダーと同数の学生が参加する。
規制やインフラなど、各都市が抱える課題の全体像をつかむ目的があり、それらの課題に対し、各都市の生活水準を改善するために、BMWグループの製品やサービスでどのような対応が可能かを検討していく。
同イベントの開催では、C40(世界大都市気候先導グループ)と協力する。C40は、気候変動や温室効果ガスの削減に取り組む大都市による都市ネットワーク組織で、世界の90都市が参加している。
また、最初のロサンゼルスのイベントでは、環境技術関連の起業支援を行う非営利団体(NPO)LACI(Los Angels Cleantech Incubator)と協力した。
なお、日本では、2016年10月に東京でBMW Group Dialoguesが開催されている。