英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とスペインのイベリア航空の親会社である英インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は6月28日、傘下の格安航空会社(LCC)レベルが新たに短距離路線を運航すると発表した。オーストリアのウィーンを拠点に事業を展開する。
レベルは昨年3月に設立されたLCC。スペインのバルセロナに拠点を置き、米国便など長距離線を運航している。IAGはウィーン発着の短距離線を運航するLCCのライアンエアー、イージージェットなどに対抗するため、レベルがオーストリアに進出して短距離の欧州便市場に参入することを決めた。
レベルは7月17日に営業を開始する。当初はイタリアのパルマ、英ロンドンを結ぶ路線を運航。その後にパリ、スペインのバルセロナ、マラガなどにも乗り入れる。