化学大手の独コベストロは26日の決算発表で2018年12月期の営業利益(EBITDA)見通しを上方修正した。上半期の業績が好調だったためで、17年12月期実績(34億3,500万ユーロ)と同水準としていた当初予測を「前期を上回る」へと引き上げた。
18年4-6月期(第2四半期)のEBITDAは9億8,500万ユーロで、前年同期を16.2%上回った。ポリカーボネート部門が特に好調で、44.7%増加。コーティング・接着剤部門も14.9%の伸びを確保した。最大部門のポリウレタンは6.2%増だった。
売上高は10.4%増の38億6,300万ユーロと2ケタ台の伸びを記録した。伸び率は為替差損で4.4%押し下げられたものの、販売増で4.9%、販売価格の引き上げで9.9%それぞれ押し上げられ、大幅な増収となった。
純利益は6億400万ユーロで、前年同期を24.8%上回った。