モイア、ハノーバーでオンディマンド方式のEVシャトルバスサービスを開始

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のモビリティサービス子会社モイアは、ハノーバーでオンディマンド方式の電気駆動シャトルバスサービスの運用を近く開始する。

これまでの試験運用では35台のEVマイクロバスを使って計3,500人を輸送した。ハノーバー市当局から当該マイクロバス150台の運用が認可されたため、市内約90平方キロメートルで営業運転を開始する。営業運転では独立機関による調査も行われ、公共交通などに悪影響が見られなければ営業規模を最大250台に拡大する予定。

モイアの事業モデルは「ライド・プーリング」と言われるもので、目的地が同じ方向の人が共同でバスを利用できる。利用者はアプリ経由で現在地の近くに架空の停留所を設定し、そこにバスを呼び寄せて乗車する。試験運用期間の利用料金は走行1キロメートルあたり6セントだったが、今後は公共交通機関とタクシー料金の中間になるように調整する。また料金は利用日や利用状況によって変動するが、予約した後の料金は渋滞や迂回に関わらず変更されないという。

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