仏自動車部品大手のフォルシアは6日、自動車向けのインフォテインメントシステムや接続(コネクティビティ)ソリューションなどを提供する仏パロット・オートモーティブ(以下、パロット)を買収すると発表した。パロットの資本の100%を取得して完全子会社とする。今回の買収取引ではパロットの企業価値を1億ユーロと評価している。買収手続きは、カルテル当局の認可などを経て、2018年第3四半期に完了する見通し。
フォルシアは、パロットの買収により、コックピットの開発を強化する。グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」をベースにしたインフォテイメントソリューションの開発や、内装向けの様々なシステムや機能を統合するためのオープンプラットフォームの開発を加速する。これにより、例えば、シート調整や空調、音響、HMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)などで革新的なユーザー体験(ユーザーエクスペリエンス)を提供し、差別化を図る。