日産自動車 は6月29日、蘭アムステルダムにあるサッカースタジアム「ヨハン・クライフ・アリーナ」(JCA)に、電気自動車(EV)のバッテリーを活用した欧州最大級のエネルギー貯蔵システムを導入したと発表した。当該システムは、日産の100%EV「リーフ」148台相当のバッテリーと米総合産業用機器大手イートンの電力変換ユニッを組み合わせたもので、3メガワットを蓄電できる。屋上に設置した4,200枚のソーラーパネルも含め、貯蔵エネルギーはスタジアムだけでなく、周辺の建物や公共の電力網にも供給するという。この取り組みは、日産自動車、イートン、蘭建設大手のBAM、独ザ・モビリティ・ハウスとスタジアム運営会社の共同プロジェクトで、Amsterdam Climate and Energy Fund(AKEF)と欧州連合(EU)のInterregも支援している。