欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2018年6月の新車販売(登録)は156万9,067台となり、前年同月に比べ5.2%増加した。6月の登録台数では過去最高を記録した。
主要5カ国では、英国(3.5%減)、イタリア(7.3%減)が減少した一方、フランス(9.2%増)、スペイン(8.0%増)、ドイツ(4.2%増)は前年同月を上回った。
1~6月の累計は、前年同期比2.9%増の844万9,247台となった。2004年以降にEU入りした新規加盟国(EU12カ国)が好調で、前年同期比11.4%増の伸びを示した。主要5カ国では、スペイン(10.1%増)、フランス(4.7%増)、ドイツ(2.9%増)も前年同期を上回った。これに対し、英国(6.3%減)、イタリア(1.4%減)は減少している。
■VWグループ、上半期は8.0%増
上半期(1~6月)のメーカー別登録台数は、最大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループが前年同期比8.0%増の206万4,338台、2位のPSAグループは、GMから買収したオペル・ボクソールが加わった効果で65.1%増の137万8,246台、3位のルノーも5.0%増の90万6,925台と販売を伸ばしている。
日本勢は、トヨタ・グループが6.6%増の40万536台、日産は10.5%減の27万6,224台、ホンダは2.8%増の7万5,861台だった。