アトランティアとACSのアベルティス買収、欧州委が承認

欧州委員会は6日、イタリアの運輸インフラ会社アトランティアとスペイン建設大手ACSがスペインの有料道路運営会社アベルティスを共同買収する計画を承認したと発表した。アトランティアとACSも道路運営を手がけており、アベルティスと事業が重複するが、欧州の同市場での競合関係が薄く、他に有力なライバル企業も存在することから、競争上の問題はないと判断した。

アトランティアとACSは3月、アベルティスの全株式を181億8,000万ユーロで取得し、共同で設立する持ち株会社に同株式を移管することで合意していた。持ち株会社の出資比率はアトランティアが50%プラス1株となる。残る株式はACSと独子会社ホーホティーフが保有する。

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