スロバキア統計局が12日発表した5月の鉱工業生産高(速報値、稼働日調整済み)は前年同月比で2.5%増加し、2カ月連続のプラスとなったものの、上げ幅は前月の4.1%から1.6ポイント低下した。製造業が3.8%拡大した一方、電気・ガス・スチーム・空調は6.3%、鉱山・採石業は7.9%それぞれ縮小した。
品目別にみると、主力産業の輸送機械製造(自動車含む)が6.9%増加したほか、コークス・石油精製品は56.7%と大幅に拡大した。機械設備製造(3.1%)、食品・飲料・たばこ製品(4.7%)、ベースメタル・金属製品製造(1.7%)も堅調だった。
一方、電気・ガス・スチーム・空調(6.3%)、その他の製造業・機械設備の修理・設置サービス(12.2%)、コンピューター・電子・光学機器(5.3%)、鉱山・採石(7.9%)は落ち込みが目立った。
財別では、非耐久消費財は7.9%と大きく伸びたほか、投資財は4%、エネルギー関連製品は3.1%、中間財は1%増加した。耐久消費財は7.9%減少した。