チェコ統計局(CSU)が11日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.6%上昇し、上げ幅は前月から0.4ポイント拡大した。インフレ率の上昇は3カ月連続。
構成比重の高い「自動車燃料含む運輸」が4.6%(前月は2.9%)上昇したほか、「住居・水道光熱費」は2.8%、「食品・非アルコール飲料」は2.7%値上がりし、全体を押し上げた。「医療」(3.7%)、「ホテル・レストラン」(3.6%)、「アルコール飲料・タバコ」(3.5%)も上昇幅が大きかった。
「郵便・通信」は1.8%、「衣料品・靴」は0.9%下落した。
同国のインフレ率は昨年10月の2.9%をピークに下降を続け、今年3月は1.7%まで下がっていた。過去12カ月(2017年7月~18年6月)の平均インフレ率は2.3%。