ドイツ連邦統計局が30日発表した7月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で2.0%増加した。上げ幅は2カ月連続で縮小したものの、欧州連合(EU)が適正水準とする2%弱を3カ月連続で上回った。
物価を強く押し上げたのはエネルギーで、上げ幅は前月の6.4%から6.6%へと拡大した。食料品は前月の同3.4%から2.6%に低下したものの、上昇率は依然として大きい。物価に占める比重が52%に上るサービスの上昇率は前月の1.5%から1.6%へとやや拡大した。
消費者物価は前月比では0.3%上昇した。
EU基準のインフレ率は前年同月比が2.1%、前月比が0.4%だった。