高級車大手の独BMWが2日発表した2018年4-6月期(第2四半期)決算の営業利益(EBIT)は前年同期比6.3%減の27億4,600万ユーロへと落ち込んだ。為替差損や原料費上昇のほか、自動運転や電動車分野の開発投資が足を引っ張った格好。純利益も6.1%減って20億8,200万ユーロとなった。売上高はユーロ高が響いて2.9%減の250億2,300万ユーロへと落ち込んだ。
主力の乗用車部門は売上高が0.1%増の221億9,200万ユーロと微増を確保したのに対し、EBITは14.5%減の19億1,900万ユーロへと大きく後退。売上高営業利益率は前年同期の10.1%から8.6%へと低下した。競合メルセデスベンツ(8.4%)をわずかに上回ったものの、アウディ(9.2%)を下回った。