保険大手アリアンツが4-6月営業増益に、資産運用がけん引

保険大手の独アリアンツが3日発表した2018年4-6月期(第2四半期)決算の営業利益は29億9,700万ユーロとなり、前年同期比で2.3%増加した。資産運用部門が好調で全体をけん引。生保・健保部門の不振が相殺された。売上高は2.9%増の309億ユーロ。純利益は台湾の生保契約売却に伴い損出を計上したことから、5.2%減の18億9,100万ユーロへと落ち込んだ。

資産運用部門の営業利益は11.6%増の6億5,200万ユーロへと拡大した。運用資産の増加と収益力の上昇が大きい。

生保・健保部門の営業利益は4.6%減の10億7,500万ユーロへと落ち込んだ。スペインとドイツの資金運用の不振が響いた。損保部門は同0.7%増の14億5,500万ユーロだった。

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