ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が7日発表した4-6月期(第2四半期)の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期を0.4%上回った。建設業が1.6%増加して全体をけん引。製造業も0.3%伸びた。経済省は鉱工業生産が1-3月期(第1四半期)の停滞からやや回復したことを指摘。また、製造業と建設業の受注残が極めて高い水準にあることや、企業景況感指数が低下しながらも高水準を保っていることを踏まえ、鉱工業の緩やかな景気拡大は今後も続くとの見方を示した。
6月の鉱工業生産指数(暫定値)は実質ベースで前月比0.9%減となり、2カ月ぶりに落ち込んだ。エネルギー業は2.9%増加したものの、建設業が3.2%減少。製造業も0.8%低下した。製造業の内訳は中間財が0.8%減、投資財が0.6%減、消費財が1.6%減だった。