仏自動車大手2社、上期業績は明暗分かれる

仏自動車大手PSAグループが7月24日発表した2018年1~6月期決算の純利益は前年同期比18%増の14億8,100万ユーロとなり、過去最高を更新した。買収したオペル、ボクソールがコスト削減の効果で黒字転換し、収益を押し上げた。売上高も40%増の385億9,500万ユーロに拡大した。

一方、仏同業ルノーが27日発表した同期の純利益は19億5,200万ユーロで、前年同期から18%減少した。売上高は1.4%増の299億5,700万ユーロにとどまった。出資する日産が不振で、同社の利益貢献が減ったことが響き、収益が悪化した。

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