コメルツ銀行―4-6月黒字転換、上期純益5.3億ユーロに―

独コメルツ銀行(フランクフルト)が7日発表した2018年1-6月期(上半期)決算の純損益は5億3,300万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(4億1,400万ユーロ)から大幅に改善した。比較対象の17年上半期はリストラ費用8億700万ユーロの計上で損益が強く押し下げられており、今年上期はその反動で利益が押し上げられた格好だ。

本業のもうけを示す営業利益も36.4%増の6億8,900万ユーロへと拡大した。貸倒引当金が前年同期の3億6,200万ユーロから1億6,100万ユーロへと縮小したことが大きい。金利収入も7.5%増えた。

6月末時点の狭義の中核自己資本比率(CET1比率)は13.3%で、前期末(3月末)の13.0%から低下した。融資の拡大が背景にある。

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