独アイゼンマン、ベトナム新興自動車メーカーから製造設備を受注

独塗装設備メーカー、アイゼンマンはこのほど、ベトナムの新興企業の自動車メーカー、ビンファーストから、最終組み立てライン用のコンベヤーシステムを受注したと発表した。取引規模は数千万ユーロとなる。ビンファーストはベトナム北部ハイフォン市のカットハイ島に2017年9月から工場を建設している。同工場は2019年半ばに操業を開始する予定。

ビンファーストはベトナムの複合企業ビン・グループが2017年末に設立、同国初の国産車ブランド「ビンファースト」の自動車生産に乗り出す。2019年にセダンとSUVの2モデルを世界市場で発売する計画で、2018年10月のパリモーターショーで披露する予定。

カットハイ島に建設中の工場の敷地面積は335ヘクタール。アイゼンマンは今年8月にコンベヤーシステムの設置作業を開始する。同工場の生産ラインは1時間当たり38台を生産する設計となっている。

ビンファーストが最初に発売する2モデルは従来の内燃エンジンを搭載する。同社は現在、電気自動車と小型車の開発も進めている。

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