独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は、ドイツのヴォルフスブルク工場(本社)の生産台数を数年以内に100万台に引き上げる計画だ。人気モデル「ゴルフ」の生産を8世代目のモデルからヴォルフスブルク工場に集約するほか、セアトの新モデル「タラッコ」も将来、ヴォルフスブルク工場で生産する予定。アンドレアス・トストマン取締役(VW乗用車ブランドの生産・物流担当)が明らかにした。
具体的には、ドイツのツヴィッカウ工場とメキシコのプエブラ工場から「ゴルフ」の生産をヴォルフスブルク工場に移管する。ツヴィッカウ工場ではその代わり、純粋な電気自動車「ID」シリーズを生産する。
トストマン取締役によると、今回の措置は生産効率の向上を目的としたもので、2020年までにすべてのドイツ工場の生産性を25%向上させる計画の一環であるという。