独ハイマー、中国に合弁設立

独キャンピングカーメーカーのエルヴィン・ハイマー・グループは8月24日、中国の同業Lingyu Groupと同国に合弁会社を設立すると発表した。これにより、今後大幅な成長が予想される中国市場でのプレゼンスを強化する。

合弁会社Luoyang Erwin Hymer-Loncen Caravan Co. LTDは、キャンピングカーやトレーラーの生産・販売を事業とする。当初は両社のラインアップの車両を中国市場向けに現地生産する。

エルヴィン・ハイマー・グループによると、中国のキャンピングカー・トレーラー市場の規模は、10年前の約3,000台から、現在は7万台に拡大している。今後、同国のキャンプ産業は成長する見通しであり、中国政府は5カ年計画にキャンプ関連のインフラ整備を盛り込んでおり、地方における観光振興策の一環として2020年までにキャンプ場を4,000カ所以上整備する計画。中国にあるキャンプ場は現在、約800カ所にとどまっている。専門家は中国のキャンピングカー市場の規模が2020年までに220億ユーロに拡大すると予測している。

エルヴィン・ハイマー・グループの2017/18年度の売上高は25億ユーロ、販売台数は約6万2,000台だった。

Lingyuは河南省洛陽市に本社を置く。「Loncen」ブランドで現在、キャンピングカーを6モデル生産している。従業員数は1,000人を超える。

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