伊米系自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が、部品子会社マニェーティ・マレッリの売却について、米投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)と協議を進めている。23日付の英フィナンシャル・タイムズなどが消息筋情報に基づいて伝えたもので、売却額は最大60億ユーロに上る見通しだ。
FCAは4月、マニェーティを年内に分離する意向を表明。KKRのほか米投資会社アポロ・グローバル・マネジメント、ベイン・キャピタルなど複数の企業が買収を検討していると報じられていた。
消息筋によると、KKRは傘下のカルソニックカンセイを通じてマニェーティを買収する方向で、同社と交渉を進めているという。