ポルシェ―ヘッドアップディスプレーの新興企業に出資―

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社ポルシェ(シュツットガルト)は18日、拡張現実機能を搭載したヘッドアップディスプレーの開発・製造を手がけるスイスの新興企業ウェイレイ(WayRay)に戦略出資すると発表した。ウェイレイの技術を自社の車両に投入する考え。

ウェイレイの資金調達(シリーズC)にリード投資家として参加する。出資額と出資比率は非公開。同資金調達の規模は8,000万ドルで、JVCケンウッド、現代自動車も応じる。ウェイレイにはすでに中国IT大手アリババが出資している。

ウェイレイのヘッドアップディスプレーは従来の製品に比べて小型であるため、あらゆる自動車に設置できる強みがある。現在は運転手だけでなく同乗者向けの製品も開発中。高度な自動運転車が実用化されると、デジタルサービスの提供で活用できるとポルシェはみている。

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