ドイツの中央税関は18日、15日に閉幕した世界最大の国際自動車部品見本市「Automechanika」(フランクフルト)で商標・意匠登録法や特許法に抵触する製品があったとして、67の出展企業に対して捜査手続きを開始したと発表した。
模倣・偽造品にはワイパーやオイルフィルター、エアフィルター、テールランプ、バンパーなどの部品のほか、ジャッキなどの工具類もあった。中央税関によると、模倣品の多くは中国、トルコ、ロシア、インド、モロッコ、ブラジル、台湾、アメリカからものだが、一部スウェーデン、スペイン、ポルトガル製のものがあった。検察当局はは模造品を出展した企業に500ユーロの罰金を科した。税関は今回の見本市で計12万7500ユーロの罰金を徴収したという。押収品は捜査終了後に廃棄処分される。