URBAN-X

独自動車大手BMWグループ傘下のMINIが米ベンチャーキャピタルUrban USの協力を得て設立・運営している新興企業のアクセラレータープログラム。都市部における生活をより快適にし、効率良くするための技術やサービスなどを開発・提供する企業を支援している。

都市部における輸送、不動産、自治体行政、食糧、水、廃棄物処理などの分野における課題の解決に寄与する企業を支援対象としている。具体的には、移動(モビリティ)、インフラストラクチャー、エネルギー、リサイクリングなどを対象としており、例えば、建設プロジェクトの最適化、賃貸住宅市場の透明化、自動車料金徴収システム、商業施設のエネルギー需要の削減なども支援する。

同プログラムでは、年に2回、企業10社ほどを選び出し、5カ月のプログラムを実施している。新興企業のアイデアの発展をより効果的にサポートする狙いがあり、今後の資金調達プロセスの準備を手助けする。

MINIのデザイナーやエンジニア、都市開発、ベンチャーキャピタル分野の専門家がプログラムに参加し、選出された新興企業の製品・事業開発を支援するほか、投資家も含めたさまざまな潜在的な提携先との世界規模でのネットワーク構築をサポートする。

URBAN-Xは、米ブルックリンのグリーンポイントにあるMINのデザイン創造スペースA/D/Oに拠点を置く。MINIは約2年前から同プログラムを実施しており、9月27日には、4世代目の企業グループがプログラムを終了した。

プログラムの最後には、ニューヨーク、サンフランシスコ、パロアルトで投資家、ベンチャーキャピタル企業への説明会を開催する。

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