米アルミ圧延製品大手のノベリスは9日、ジャガー・ランドローバー(JLR)の完全電気自動車(EV)「Iペース」のアルミニウム部材の独占サプライヤーに選ばれたと発表した。Iペースのプラットフォームにノベリスのアルミ合金「Advanz」を供給し、車体の堅牢さと軽量性を両立させる。
Iペースのプラットフォームは全体の94%にアルミ部材を使用する。このため同モデルはねじり剛性が高くなるほか、車体重量を抑えられることから最大航続距離で470キロメートルを確保できる。
ノベリス・ヨーロッパのハーネ副社長は「JLRの独占サプライヤーになれて光栄だ。軽量化はeモビリティ開発のカギとなるもので、Iペースはその重要な試金石となる」と述べた。