蘭リチウムイオン電池企業、中国に第2工場建設

リチウムイオン電池の製造を手がけるオランダのリチウム・ワークスは16日、中国に第2工場を開設すると発表した。中国での需要増大に応じたもので、16億ユーロを投じて新工場を建設する。

リチウム・ワークスはリチウムイオン電池の専門会社。中国第2工場は上海市と江蘇省南部・浙江省北部を含む長江デルタ地帯にある60ヘクタールの用地に、地元政府系企業の中国浙江嘉善経済技術開発区実業有限公司と共同で建設する。

同工場は年間8ギガワット時(GWh)規模のリチウムイオン電池を生産する能力を持つ。2021年初めの稼働を予定している。建設事業費の最大30%を株式売却で調達し、残りは中国の金融機関から借り入れる方針だ。

リチウム・ワークスは世界最大のオンライン宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム」の最高経営責任者(CEO)を務めたことで知られるオランダ人実業家のキース・コーレン氏が今年に入って設立した新興企業。

上部へスクロール