独卸売・貿易業者連盟(BGA)は17日、同国の今年の輸出成長率を従来予測の5%から3.5%へと下方修正した。米トランプ政権の保護主義政策に起因する通商摩擦と英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を最大のリスク要因とみており、輸出低迷は来年も続くとみている。
BGAのホルガー・ビングマン会長は、英国が通商協定を結ばずにEUから離脱するリスクは小さくないと指摘。混乱を避けるために、離脱(来年3月29日)後に設定する移行期間の終了時期を、EUと英国が合意した2020年12月末から延長すべきだとの立場を示した。
BGAは通商摩擦、ブレグジット以外のリスク要因として、為替、石油価格、金利、イタリアの財政再建棚上げを挙げた。